坂井田夕起子の仕事部屋

仕事状況を報告するブログです。

仏教史学会1月例会でコメントします

1月の仏教史学会でコメントします。若手の報告者のがんばりに期待です。

 

◆1月例会のご案内
特別企画「近代仏教の国家的役割――国民教育と海外活動」

・開会の挨拶: 松浦典弘(仏教史学会・大谷大学


・題目 1: 目白時代における釈雲照の僧団改良論と国民教育
報 告 者: 亀山 光明(東北大学大学院)
コメント: 近藤俊太郎氏(仏教史学会・本願寺史料研究所)
参考文献: 斎藤昭俊「釈雲照と教育」(『智山学報』16、1968年)。オリオン・クラウタウ 『近代日本思想としての仏教史学』(法藏館、2012年)


・題目 2: 水野梅暁と日中仏教交流――布教権要求期から東方文化事業まで
報 告 者: 簡 冠釗(東北大学大学院)
コメント: 坂井田夕起子氏(愛知大学国際問題研究所)
参考文献: 佐藤三郎「中国における日本仏教の布教権をめぐって―近代日中交渉史の一齣として」(『山形大学紀要(人文科学)』5/4、1964年)。辻村志のぶ「関東大震災と仏教者―日中関係を軸として」(『國學院大學日本文化研究所紀要』93、2004年)

・総合司会: オリオン・クラウタウ(東北大学


日  時 :2018年1月20日(土) 13:30-16:30 ※通常と時間が異なります!
場  所 :大谷大学 慶聞館4階K404教室

事前申込不要・無料。一般の方の来聴も歓迎します。

 

 

10年ぶりの南京訪問

無事、南京から帰ってきました。

訪問先はたくさんあったのですが、南京の毗盧寺もその1つ。

拙著『誰も知らない『西遊記』―玄奘三蔵の遺骨をめぐる東アジア戦後史』では、一時期玄奘の遺骨があったお寺としても言及しています。

 

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15年前は木材置き場のようで住職も決まっていなかった寂しい毗盧寺が、現在はたくさんの信者さんに囲まれて復興途中。そんな毗盧寺に資料室をつくるということで、拙著を寄贈させていただきました。

 

南京に来ています

上海を経由して南京へ。

多分、10年ぶりくらいになるかと思います。

中国は facebooktwittergoogle も使えないので、ご連絡いただいた方へのお返事などは週末帰国してからにさせてください。

 

写真はホテルにあった星雲大師(台湾仏光山)の本。欧米だと聖書が置いてありますけど、最近の中国は仏教の本なんですね。

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大谷大学でお話させていただきます。

愛知県豊橋市の浄円寺で調査中の資料や日本の仏教系大学が所蔵する資料などを中心に、ご紹介させていただく予定です。真宗大谷派についてはまだまだ勉強が足りないので、専門の方々にご意見をいただけるのも楽しみにしています。

 

大谷大学 真宗総合研究所 国際仏教研究  東アジア班公開研究会
2017年11月24日(金)16:00~18:00 於大谷大学真宗総合研究所ミーティングルーム

 坂井田夕起子(愛知大学国際問題研究所)
真宗大谷派開教使神田恵雲とアモイ―雑誌『敬仏』『大乗』を素材として―」

 

公開研究会ですので、参加をご希望の方は、ぜひ!

井黒さん(shiguro1964[a]gmail.com)までご一報の上、ご来場ください。

 

 

「近代東亞宗教的變遷與發展國際學術研討會」

10月27日、台湾仏光大学でのシンポジウムが無事終了いたしました。

こちらが中央通信社の記事。詳しく掲載していただいてうれしいです。

佛光大學首屆「近代東亞宗教的變遷與發展國際學術研討會」

 

こちらの記事は、仏光山の人間通訊社のウェブサイトに掲載されたものです。

www.lnanews.com

 

 

『仏教タイムス』で論文を引用していただきました。

9月14日付の記事で、私の論文をたくさん引用していただきました。

ささやかな成果が世の中のお役にたっているような感じで、ちょっと感動したりしています。

 

引用していただいた論文はこちら。

坂井田夕起子「第二回世界仏教徒会議をめぐる東アジア仏教世界とその交流」『佛教史学研究』第55巻第2号、2013年3月

 

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