坂井田夕起子の仕事部屋

仕事状況を報告するブログです。

2019-01-01から1年間の記事一覧

「玄奘遺骨的南京出土及各地奉安経過」『玄奘佛學研究』第32期

9月末に台湾の『玄奘佛學研究』第32期に掲載された論文「玄奘遺骨的南京出土及各地奉安経過」がオンラインでも公開されました。 6年前に『誰も知らない『西遊記』―玄奘三蔵の遺骨をめぐる東アジア戦後史』を出した後に発見した資料で明らかになったことを盛…

第2回太虚と近代中国国際シンポジウム(北京大学)に参加しました(その2)

先日の北京大学でのシンポジウム、以下のような記事も出ました。ネットニュースは相変わらず速いです。 www.pusa123.com

第二回“太虚と近代中国”国際学術シンポジウム(北京)で発表してきました

10月は台風と低気圧のおかげで、本当に体調が悪くて半分くらいは寝込んでいたような状況でしたが、月末、中国出発直前のギリギリに回復し、11月2日ー3日の北京大学のシンポジウムで発表することができました。 発表論文の準備がしっかりできていたとは…

台湾の学術雑誌に論文が掲載されました。

台湾の玄奘大学が中心となって発行している学術雑誌『玄奘佛學研究』に私の論文「玄奘遺骨的南京出土及各地奉安経過」が掲載されました。 台湾ではこれまで依頼された原稿を書いたことはありましたが、査読(審査)付の論文投稿は初めてで、とてもいい経験に…

岸和田市 図書館友の会公開講座でお話させていただきました。

岸和田で、久米田の靖霊殿と玄奘の遺骨の由来について、お話させていただきました。定員80名ということでしたが、フタをあければ120名以上ということで、メイン会場の他にもう1室ビデオ中継していただくことになりました。猛暑にも関わらず、たくさんの人の…

岸和田市「図書館友の会」市民公開講座について

先日お伝えした通り、8月10日(土)岸和田市の市民公開講座で「玄奘三蔵の「遺骨」来歴と久米田寺靖霊殿への分骨」についてお話させていただきます。 旧岸和田藩主岡部長職のお膝元ということで、長男岡部長景(元子爵)の回想録を手がかりに、彼が何を語り…

岸和田市 図書館友の会公開講座でお話させていただきます。

来月8月10日(土)午後1時半から、岸和田市八木市民センター(池尻町)で、岸和田市と玄奘三蔵の遺骨について、お話させていただきます。お楽しみに。 (著書も何冊か持参する予定ですので、ご希望の方はご一報ください) 『広報きしわだ』2019年7月号掲載…

中国人僧侶の見た日本仏教―大醒の『日本視察記』を中心に―(Modern Japanese Buddhism as Viewed by Chinese Monks:The Case of Daxing’s Records of Observations of Japanese Buddhism)

坂井田夕起子「中国人僧侶の見た近代日本仏教―大醒の『日本仏教視察記』を中心に」 先日発行された『近代仏教』第26号に拙論が掲載されました。 太虚の弟子大醒についての論考は、日本だけではなく、中国でもないので、私が初めて書いたのではないでしょうか…

【正誤表・新資料発見による加筆訂正】『誰も知らない『西遊記』――玄奘三蔵の遺骨をめぐる東アジア戦後史』

5月からAmazonで拙著の販売が始まるようですが、内容は初版のままです。 誤字や新資料発見については加筆訂正できていませんので、こちらのページでご紹介させていただくことにしました。 どうぞご参照ください。 【正誤表・新資料発見による加筆訂正】 『…

『中外日報』さんに掲載していただきました。

1月末の日蓮宗現代宗教研究所でのセミナーを『中外日報』さんに掲載していただきました。 いつも資料として読ませていただいている『中外日報』さんに自分が取材していただけるなんて、なんだかものすごく感動してしまいます。

佛教大学社会学部公開シンポジウムで報告させていただきます。

一般公開ですので、お近くの形はぜひご参加ください。

戦後日本における宗教者の平和運動―中濃教篤師の業績を中心として

第28回法華経・日蓮聖人・日蓮教団論セミナー 「戦後日本における宗教者の平和運動―中濃教篤師の業績を中心として」 私は「中濃教篤と戦後の日中友好運動」のタイトルで報告させていただきました。 日蓮宗現代宗教研究所の5代目所長だった中濃教篤の整理を…

坂井田夕起子「藤井草宣所蔵民国佛教史料与太虚」王頌主編『北大佛学』第1輯、北京:社会科学文献出版社

昨年3月末に参加させていただいた北京大学の太虚に関するシンポジウムをきっかけに、まとめた論文が掲載されました。 苦労した原稿がこうして活字になると、本当に感慨深いものがあります。 しかも、このグループは次の出版も控えています。若手の研究者の…

「戦争的負遺産,還是”文化交流的象徴”?―玄奘三蔵遺骨和20世紀50年代北京与台北」『国際関係史工作坊』第二期、2018年8月。

うっかりしていましたが、以前書いた論文が、昨年出版された『国際関係史工作坊』第二期に再掲載されました。出版は昨年8月ですが、私の手元には年末に届きました。 中国北京の首都師範大学の先生を中心とした若手中心の楽しいシンポジウムは今でもよい想い…