坂井田夕起子の仕事部屋

仕事状況を報告するブログです。

三尾裕子編『台湾における<日本>認識 宗主国位相の発現・転回・再検証』風響社

執筆者の五十嵐真子先生、松金公正先生よりご恵投いただきました。ありがとうございました。

笹川裕史編『現地資料が語る基層社会像 20世紀中葉東アジアの戦争と戦後』汲古書院

執筆者の丸田孝志さん、三品英憲さんからご恵投いただきました。中国の貴重な一次資料を使った実証研究。読み応えあります。

東北大学国際日本研究講座で講演させていただきました。

各方面に原稿を提出できた10月末。 11月は初旬は少しほっとできるかと思いきや、おもしろそうなお誘いをいただいたので、オンラインで太虚についてお話させていただきました。 ゼミ中心ということで、入門編をめざして資料を準備。久しぶりの研究の場で…

『仏教タイムス』さんに掲載していただきました。

『仏教タイムス』2020年10月8日の記事 先日の宗教学会の公開シンポジウムの記事を『仏教タイムス』さんに掲載していただきました。新聞を送っていただき、ありがとうございました。 シンポジウムでは、あまり深く触れられなかった中山理々について、今後、も…

日本宗教学会第79回学術大会・シンポジウムで講演させていただきました。

コロナウイルスの影響で今年は動画配信。事前に動画を撮影して、数日間、会員限定で視聴可能なシンポジウムになりました。 オンライン会議は便利ですが、シンポジウムはいつも会場の雰囲気とか聞いてくれる人の反応なんかを見ながらしゃべるので、勝手が違っ…

中濃教篤と戦後の日中友好運動―日中仏教交流懇談会を中心に

東京の日蓮宗現代宗教研究所で昨年お話させていただいた内容が紀要に掲載されました。抜き刷りと共に到着。 現役のお坊さんがずらっと並ぶ中での報告はかなり緊張しましたが、お坊さんならではの貴重なお話もたくさん聞けて、うれしい限り。 興味のある方は…

埼玉『鳥居観音蔵書目録』

藤谷浩悦先生よりのご紹介。 埼玉の鳥居観音所蔵の目録が公開されました。 宗教関連だけでなく、日中戦争関連のものもチラホラ。 興味ある方もない方もぜひご覧ください。 nanzan-u.repo.nii.ac.jp

第二回「太虚と近代中国」国際学術シンポジウム参加記を書きました

『近代仏教』第27号(2020年5月)に昨年参加した「太虚と近代中国」国際学術シンポジウムの参加記を書かせていただきました。緊張する報告、いろんな人との出会いなどなど。得難い経験でした。

『回回原来』と『観音小伝』

『広報いずみ』2020年5月号「市史だより」 旧伯太藩上級家臣杉浦家の蔵書700冊あまりの多くは漢籍(和刻本)や国学の本でしたが、20冊ほど唐本やら中国書もありました。 そして、その中国書の中に、金陵刻経処で印刷された仏教関連の線装本や、中国語のイス…

和泉市広報2020年3月号「市史だより」に寄稿しました

『広報いずみ』2020年3月号「市史だより」 旧伯太藩上級家臣の杉浦家文書を整理した中で、七百冊以上残された和書や漢籍には岸和田藩校講習館の教授だった土屋弘と、明治生まれの杉浦聞多の交友を示すものが多数ありました。 伯太藩は明治の廃藩置県で伯太県…

松谷曄介『日本の中国占領統治と宗教政策―日中キリスト者の協力と抵抗』明石書店

著者の松谷さんよりご恵投いただきました。ありがとうございます!

論集『戦時下「日本仏教」の国際交流』(中西直樹・大澤広嗣編著)不二出版

編著者の皆さまより、ご恵投いただきました。ありがとうございます!

「玄奘遺骨的南京出土及各地奉安経過」『玄奘佛學研究』第32期

9月末に台湾の『玄奘佛學研究』第32期に掲載された論文「玄奘遺骨的南京出土及各地奉安経過」がオンラインでも公開されました。 6年前に『誰も知らない『西遊記』―玄奘三蔵の遺骨をめぐる東アジア戦後史』を出した後に発見した資料で明らかになったことを盛…

第2回太虚と近代中国国際シンポジウム(北京大学)に参加しました(その2)

先日の北京大学でのシンポジウム、以下のような記事も出ました。ネットニュースは相変わらず速いです。 www.pusa123.com

第二回“太虚と近代中国”国際学術シンポジウム(北京)で発表してきました

10月は台風と低気圧のおかげで、本当に体調が悪くて半分くらいは寝込んでいたような状況でしたが、月末、中国出発直前のギリギリに回復し、11月2日ー3日の北京大学のシンポジウムで発表することができました。 発表論文の準備がしっかりできていたとは…

台湾の学術雑誌に論文が掲載されました。

台湾の玄奘大学が中心となって発行している学術雑誌『玄奘佛學研究』に私の論文「玄奘遺骨的南京出土及各地奉安経過」が掲載されました。 台湾ではこれまで依頼された原稿を書いたことはありましたが、査読(審査)付の論文投稿は初めてで、とてもいい経験に…

岸和田市 図書館友の会公開講座でお話させていただきました。

岸和田で、久米田の靖霊殿と玄奘の遺骨の由来について、お話させていただきました。定員80名ということでしたが、フタをあければ120名以上ということで、メイン会場の他にもう1室ビデオ中継していただくことになりました。猛暑にも関わらず、たくさんの人の…

岸和田市「図書館友の会」市民公開講座について

先日お伝えした通り、8月10日(土)岸和田市の市民公開講座で「玄奘三蔵の「遺骨」来歴と久米田寺靖霊殿への分骨」についてお話させていただきます。 旧岸和田藩主岡部長職のお膝元ということで、長男岡部長景(元子爵)の回想録を手がかりに、彼が何を語り…

岸和田市 図書館友の会公開講座でお話させていただきます。

来月8月10日(土)午後1時半から、岸和田市八木市民センター(池尻町)で、岸和田市と玄奘三蔵の遺骨について、お話させていただきます。お楽しみに。 (著書も何冊か持参する予定ですので、ご希望の方はご一報ください) 『広報きしわだ』2019年7月号掲載…

中国人僧侶の見た日本仏教―大醒の『日本視察記』を中心に―(Modern Japanese Buddhism as Viewed by Chinese Monks:The Case of Daxing’s Records of Observations of Japanese Buddhism)

坂井田夕起子「中国人僧侶の見た近代日本仏教―大醒の『日本仏教視察記』を中心に」 先日発行された『近代仏教』第26号に拙論が掲載されました。 太虚の弟子大醒についての論考は、日本だけではなく、中国でもないので、私が初めて書いたのではないでしょうか…

【正誤表・新資料発見による加筆訂正】『誰も知らない『西遊記』――玄奘三蔵の遺骨をめぐる東アジア戦後史』

5月からAmazonで拙著の販売が始まるようですが、内容は初版のままです。 誤字や新資料発見については加筆訂正できていませんので、こちらのページでご紹介させていただくことにしました。 どうぞご参照ください。 【正誤表・新資料発見による加筆訂正】 『…

『中外日報』さんに掲載していただきました。

1月末の日蓮宗現代宗教研究所でのセミナーを『中外日報』さんに掲載していただきました。 いつも資料として読ませていただいている『中外日報』さんに自分が取材していただけるなんて、なんだかものすごく感動してしまいます。

佛教大学社会学部公開シンポジウムで報告させていただきます。

一般公開ですので、お近くの形はぜひご参加ください。

戦後日本における宗教者の平和運動―中濃教篤師の業績を中心として

第28回法華経・日蓮聖人・日蓮教団論セミナー 「戦後日本における宗教者の平和運動―中濃教篤師の業績を中心として」 私は「中濃教篤と戦後の日中友好運動」のタイトルで報告させていただきました。 日蓮宗現代宗教研究所の5代目所長だった中濃教篤の整理を…

坂井田夕起子「藤井草宣所蔵民国佛教史料与太虚」王頌主編『北大佛学』第1輯、北京:社会科学文献出版社

昨年3月末に参加させていただいた北京大学の太虚に関するシンポジウムをきっかけに、まとめた論文が掲載されました。 苦労した原稿がこうして活字になると、本当に感慨深いものがあります。 しかも、このグループは次の出版も控えています。若手の研究者の…

「戦争的負遺産,還是”文化交流的象徴”?―玄奘三蔵遺骨和20世紀50年代北京与台北」『国際関係史工作坊』第二期、2018年8月。

うっかりしていましたが、以前書いた論文が、昨年出版された『国際関係史工作坊』第二期に再掲載されました。出版は昨年8月ですが、私の手元には年末に届きました。 中国北京の首都師範大学の先生を中心とした若手中心の楽しいシンポジウムは今でもよい想い…

何義麟編『在日台湾人の戦後史』彩流社

私も少しだけお手伝いさせていただいた、『在日台湾人の戦後史』彩流社ができあがりました。興味ある方は、お手にとっていただければ幸いです。 戦後の日中国交回復をめざす運動の主力は、実は台湾青年たちだったという歴史は、意外と知られていません。そし…

日本宗教学会で報告させていただきました。

日本宗教学会の第77回学術大会で報告させていただきました。 共同研究「戦後日本の宗教者平和運動のトランスナショナル・ヒストリー研究」(代表者:大谷、科学研究費補助金・基盤研究(B)、2016~18 年度)の最終報告で、私を始めとするパネルは以下の通…

The 1st International Conference on Xuanzang and Silk Road Culture

西安で開催された、第一回玄奘とシルクロード国際シンポジウム(The 1st International Conference on Xuanzang and Silk Road Culture)に参加してきました。 人民大会堂のミニチュアみたいな会場で、地元TVアナウンサーが司会をし、登壇する来賓のBGMがな…

真宗大谷派の厦門開教

昨年末から今年の春にかけてまとめていた論文が、ようやく掲載となりました。 柴田幹夫編『台湾の日本仏教 布教・交流・近代化』勉誠出版、2018年8月。 従来、厦門についての研究は、厦門事件に集中していましたが、私の論考では厦門事件後を扱った初の…